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本気でマニキュアリストを目指す方のみお読みください。


“弟子入り”とは・・・

昨今ネイルブームに伴いネイリストを目指す方が増えてきました。この事は非常に頼もし

く長年ネイリストをしております私にとっても大変嬉しい事です。

今年でネイルの道に入り12年目になりました。本来美容師ですので業界には19歳で入

った事になります。初めてネイル技術を目の当たりにしたのは海外生活の中でした。

わたくしは4年間香港に住んでおりましたが美容業とはまったく異なる企業での秘書をし

ておりました。通っていた美容室で見たネイル技術に魅かれ“修行させてください”と香港

人のサロンオーナーに頼み込み指導を受けた事がきっかけとなりました。以後英国エス

テティシャン国際ライセンス取得を目指し、美容業界に復帰いたしました。昼は秘書、夜

は学校という異国での生活はなかなか容易なものではなかったものの、振り返ればよき

経験であり私をネイリストの道に導いてくれた貴重な経験となりました・・・

私はサロン営業と講師業を長年してまいりました。何百人という生徒と関わってきました



現役マニキュアリストとい立場から、講師という立場から、サロン経営者という立場から、

そして海外と日本とうい異なる文化の中から・・・さまざまなものが見えてきました。

そして心の中にしまってきたものがあります。

今それを伝えたいと思うようになるに12年間かかってしまいましたが・・・


ネイリストという名前は和製英語で、外国では“マニキュアリスト”“ネイルテクニシャン”も

しくは“ネイルアーティスト”と呼ばれます。国によりますがエステティシャンやマニキュアリ

ストをして従事するためには必ず“ライセンス”が必要です。英国はもちろん米国では各

州に資格がことなるのです。では日本ではどうか・・・

日本では美容師にのみ国家資格を与えられ、ネイル業務をこなすにあたりなんら資格は

必要ありません。刃物を持ち、顧客の肌や髪に触れる事に対しての資格が美容師免許

なのです。美容師は美容学校に入り昼間生であれば2年を費やしようやく国家試験受験

が可能になります。国家試験に合格すれば国家資格が与えられサロンに入りお客様に

触れる事をゆるされるのです。掃除や雑用、気が遠くなる程の練習を経て、お客様の髪

にはさみを入れることができるのに約3年はかかるでしょう。学生期間を含めば5年もか

かります。その間に先生や先輩の技を盗み、就業後の練習や、講習会などに休日返上

で出向くのです。

朝が早く夜も遅い。休日も勉強会や講習にあけくれる・・美容業界が厳しいと言われる所

以です。わたくしも美容師ですので、そういう期間を経ましたが、厳しいなどと一度たりと

も思いませんでした。体力的にきつさを感じた事はあります。技術が及ばない自身に落

ちこむ日もありました。ただ一度もやめたいなどと思った事はありませんでした。 

“もっとうまくなりたい。”ただただそれだけでした。


“技術を習得し、それを生業(なりわい)にするということ”はそういうものであると当然の

ことであると思っておりました。夜遅くまで練習するのも、休日返上で勉強にあけくれるの

もすべて自分の為であり、そうして得た技術はだれにも奪われない事を知っていました。

そして厳しい練習を乗り越えた者にご褒美が与えられるのです。それはお客様の笑顔な

のです。こんな当たり前の事が当たり前でなくなってきている状態に私は疑問を抱かざる

を得ません。


今ようやくネイルブームが到来し沢山の方がご来店くださいます。気軽にネイル技術を

楽しめる時代になってまいりました。沢山の方がネイリストを目指し勉強されています。

ネイリストと言えば“キレイな仕事”“華やかな仕事”と思って入られる方も多いでしょう。

“こんなにきつい仕事だと思わなかった”“技術になかなかはいれない”“勤務条件がよく

ない”“こんなに難しいと思っていなかった”などで断念される人達を何人も見てきました。

その度にその方達にとって“お客様という存在はどこにあるのだろう・・・”と何度と思いま

した。ネイルに魅かれ選んだ道なのになぜあきらめる事が出来るのだろう・・・と。


自分の技術をもって対価をいただくのです。その技術を磨く惜しみない努力ができなけ

れば、又もっと美しいものを作りたい、お客様を感動させられる技術を持ちたい、その意

欲が消えれば継続は不可能なのです。

ただ爪に色を塗るだけの人ではないのです。技術者であり、職人であり、アーティストとし

ての自覚を見失っていないでしょうか???私は自分の職業を聞かれたときマニキュア

リストと言います。マニキュアリストとはプロを指します。和製英語であるネイリストとは言

いません。なにか違和感があり避けてきたように思います。


マニキュアリストとはお客様の手足を美しく管理し、説得力のある理論、知識、技術を備

えた専門家であり、なおかつお客様に自分の技術を持って感動を提供できるアーティス

トであると、常々自分に言い聞かせてきました。そして何年経ようとその為の努力や探究

心を失わない者がそれでありつづけられると思っております。

資格制度がないが故に“誰もが気軽に始められる職業”という感覚が広がってきてはい

ませんでしょうか?道に入って初めて、資格制度がない=技術がなければ残れないとい

う事実をみな知る事になるのです。

わたくしは現役のマニキュアリストであり、講師でありますが、“プロを育成したい”という

気持ちを持ち続けてまいりました。それが非常に困難であるという事も知りました。


わたくしは常々、スタッフや生徒に申します。

“マニキュアリストをしての知識や技術を得るためにどれくらいの努力をしているか?”

“それはお客様に喜ばれ、感動させることができるものであるか?”

“お客様から頂く報酬はどのような時も”喜捨“でなければならない”と。


同じ方向性を持ち、同じビジョンを分かち合うものが切磋琢磨してゆく。

そしてゆるぎない“プロの集団”を作っていきたいというのが夢であり目標になってきまし

た。当然の事であるはずのことがこれほど難しいこととは・・・


年齢を問わず、性別を問わず、熱い心意気を持つ人と出会え、私の経験や技術を本気

で伝えていける人との出会いを心待ちにし、その時が来るまで私自身も精進を怠らずに

進んでいく覚悟であります。


“マニキュアリスト”とは誰もが出来るお仕事では決してないということ・・・。

これからプロを目指される方、すでに業界に足を踏み入れている方、マニキュアリストを

して誇りを持って進んでください。


***マニキュアリストと技術の素晴らしさや美しさを多くの方に知っていただければ・・

・という思いから個展開催の為に奮闘中でございます。詳細はまたホームページでご紹

介できればと思っております。“美しいものを作りたい”と日々ご活躍の美容のプロの方、

マニキュアリスト、カメラマン、メイクアップアーティストの方・・・一緒に作品を作りません

か?***

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